Dentist Chair 1702284 640

歯科医師の免許を取得し、総合病院の職員や個人の歯科医院の助手として勤務し、十分な経験を積んだので、いよいよこれから独立しようと考えている方もいらっしゃると思います。

そこで、以下では、歯科医を開業しようとする場合、どのくらいの費用が必要かということについて、解説します。

歯科医の開業に必要な資金について

歯科医の開業資金は、大きく分けて、設備投資資金と運転資金の2つがあります。

設備投資資金とは、歯科医院を開設する建物の賃借料、各種機材の購入代金、医院の内装や外装に係る費用などが該当します。

一方、運転費用とは、開業直後は、お客さんがなかなか確保できないので、その間は、収入が少なく、赤字が続きます。

しかし、赤字であっても、毎月、家賃や光熱水費、従業員への給料の支払いは行わなくてはなりません。

そのため、経営が軌道に乗るまでの間に、それらの支出に当てるための費用を開業前に用意しておかなくてはなりませんが、そのための資金が運転資金です。

歯科医の開業に必要な設備投資資金の金額について

歯科医の開業に必要な設備資金の見積例は、以下のとおりとなります。

・開業場所を借りるために必要な費用        約500万円
・医院の内装・外装にかかる費用         約1,500万円
・医用機器にかかる費用             約1,200万円
・広告費、開業時の材料費、事務機器にかかる費用  約300万円
合計 約3,500万円

開業場所を借りるための費用は、例えば、敷金や礼金、開業前の家賃、業者への仲介手数料などで構成されます。

設備投資資金の3,500万円という数字は、平均的な歯科医を開業するとした場合を想定しています。

最新式の機材をそろえるとか、内装や外装を高級感のあるものにするといったような場合には、設備投資資金の金額はさらに高くなることはいうまでもありません。

歯科医の開業に必要な設備投資資金の金額について

歯科医を開業しても、経営が軌道にのり、売上げによって、事業に必要な経費を賄えるようになるには、最低でも、6カ月~1年程度の時間が必要となります。

経営が軌道に乗るまでは、開業前に蓄えておいた資金を切り崩して、事業に必要な経費を賄う必要があります。

そのために開業前に蓄えておくべき資金が運転資金となります。

歯科医の場合、この運転資金の相場は約1,000万円と言われています。

<歯科医を開業するための費用は約4,500万円>

歯科医を開業するための費用は、上記の設備投資資金と運転資金の合計額で、約4,500万円となります。

一般的には、開業のために必要な資金の相場は100万円~300万円と言われており、比較的費用がかかると言われている飲食業の場合でも約1,000万円程度と言われています。

それと比較すると、歯科医を開業するためには、多額のお金が必要であることが分かります。