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設立したばかりの企業に対して、銀行などの金融機関は融資を渋る傾向があります。

ですからそういった企業を専門に融資をしてくれる「エンジェル投資家」は、非常に有難い存在です。

そこで、以下ではこのエンジェル投資家について解説します。

エンジェル投資家とは何か

エンジェル投資家とは、起業家のスタートアップを助ける個人投資家を指します。

起業直後は銀行などの金融機関が融資を渋る傾向があるので、新たに起業したベンチャー企業などにとってはスタートアップを助けてくれる投資家は、エンジェルのように有り難い存在です。

転じて、創業間もない企業に投資する投資家を「エンジェル投資家」と呼ぶようになりました。

エンジェル投資家の特徴について

ベンチャー企業などの創業時の融資元としては、①家族、友人・知人②ベンチャ―キャピタル③エンジェル投資家の3種類が考えられます。

①の家族、友人・知人では、融資額が1,000万円を超えることはまずないでしょうから、事業規模の大きな企業をスタートする場合には、資金が足りません。

一方、ベンチャー・キャピタルの場合には、最低でも1億円~2億円以上の規模の融資でないと、取引の対象になりにくいという特徴があります。

そして、①と②の隙間を埋めるのが、エンジェル投資家となります。

エンジェル投資家の投資先企業の所属を産業分野別にみると、ヘルスケアや医療、ソフトウェアやバイオテクノロジー分野が全体の40%を占めています。

エンジェル投資家は極めて高い投資リスクを背負うため、それに見合うだけの高収益の投資案件を選択するという傾向があります。

その理由としては、エンジェル投資家の投資先のうち、かなりの割合の企業が短期間に倒産しますので、投資先の中の成功した企業から、倒産した企業に投資した損失分も回収する必要があるからです。

エンジェル投資家が収益を獲得する方法としては、投資先の株式公開や企業買収などがあります。

エンジェル投資家はどのような人物であるのか

エンジェル投資家の多くは、引退した起業家や経営者です。

こういった人たちは既に十分な資金がありますから、投資の目的が利益追求のみに限定されないという特徴があります。

例えば技術革新を支援するためだとか、自らの人的ネットワークを活かすためだとか、ある分野の発展に乗り遅れないようにするためだとかが、投資の目的になったりします。

ちなみに、2006年時点で、アメリカには約234,000人のエンジェル投資家が存在すると言われています。