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サラリーマンの方は、個人事業主が、どのような方法で稼いでいるのかだとか、どのような分野で活躍しているのかだとか、どのくらいの収入を上げているかなどという点について、興味を持たれているものと思われます。

そこで、以下で解説します。

個人事業主とはどういう人のことを言うのか

個人事業主とは、会社員のように毎月サラリーとして報酬を受け取りその収入で暮らすのではなく、自分自身で独立して稼いでその報酬で暮らしている人のことです。

具体的には、商店や農業、理容店や喫茶店、自分で事務所を構えている弁護士、税理士、デザイナー、建築士などで店主や代表者として働いている人が該当します。

街を歩いていると、○○商店、○○事務所、○○米店、○○たばこ店などといった屋号(店の名前)で商売しているお店などをよく見かけます。

こういったお店などは、チェーン店でもない限り、ほとんどが個人事業主によって運営されています。

個人事業主の種類について

最近は、全国どこにでも郊外に大型ショッピングモール店、市街地にはコンビニエンスストアが出店していますし、楽天やアマゾンなどのネット通販も非常に盛んになってきています。

その影響で、個人事業主が運営するタバコ屋、酒屋、米屋、八百屋、鮮魚店、雑貨屋などの数が非常に減ってきております。

実際、個人事業主の数は年々減少してきており、事業主全体に占める自営業者の比率は昭和30年代では57%、昭和60年代では25%、そして平成22年には12%になっています。

自営業者が活躍している分野も年々狭くなっていますが、下記に掲げる業種は、現在でも比較的個人事業主が運営しているお店が多く残っています。

・ラーメン店、カフェ、バー
・美容室
・ネイルサロン
・整骨院、接骨院、マッサージ
・料理・ピアノ・そろばん・塾など
・大工、左官、電気・水道工事店

この他、時代の変化の影響をあまり受けずに、伝統的に個人事業主が強い分野として、以下のようなものがあります。

・税理士、行政書士、司法書士などの士業
・陶芸家、漆職人等の伝統工芸
・農業、漁業、酪農業、林業などの農林水産業
・デイトレーダーなどの投資家
・家主、地主
・医師、歯科医師

一方、最近になって、新しく個人事業主が活躍する分野に加わってきたものとしては、以下のような業種があります。

・WEBデザイナー、プログラマー
・アフィリエイター
・ネットショップ運営業
・イラストレーター、ライター

個人事業主はどれくらい稼いでいるのか

ある調査によると、自営業者(個人事業主)の平均年収は、業種に応じて次のようになっています。
・医者      1,000万円以上
・開業税理士   約900万円
・農業      作っている作物にもよるが約800万円程度
・カメラマン   売れていないと150万円程度、有名カメラマンなら1億円以上
・プログラマー  300万円~800万円程度

本業で自営業を営む方であれば、業種に関わらず年収は300万円~600万円程度になるでしょう。

この数字は、サラリーマンの平均年収の水準とあまり変わりませんが、これより低い年収では本人及びその家族の生活が成り立たたず、いずれは廃業となります。

一方、個人事業主の方の年収があまりにも高くなった場合は、会社を設立して法人で営業したほうが、より多くのメリットを享受することができるようになります。