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購入した固定資産を、一括償却資産として計上すれば、3年均等償却として早期償却が可能となり、一定の節税効果があります。

そこで、以下では、購入した固定資産を一括償却資産として計上した場合の会計方法について解説します。

 

 一括償却資産を除去した場合の会計処理

一括償却資産を償却中に除去した場合には、会計帳簿の借方に、勘定科目として一括償却資産除却損と記載し、金額に、除却した一括償却資産の価額を記載します。

一方、貸方は、勘定科目を一括償却資産とし、金額には、除却した一括償却資産の価額を記載します。

例えば、ある年の1月1日に18万円で購入した備品を一括償却資産として計上し、購入から2年目の6月30日に除却した場合を仮定します。

一括償却資産の帳簿価額(未償却額)は12万円ですので、仕訳は次のとおりになります。

6月30日 一括償却資産除却損 60,000 / 一括償却資産 60,000

 

一括償却資産を売却し利益が出た場合の会計処理

一括償却資産を償却中に売却し、利益が出た場合には、まず、会計帳簿の借方に、勘定科目として現金預金と記載し、金額に、売却した一括償却資産の代金価額を記載します。

次に、会計帳簿の貸方に、勘定科目を一括償却資産と記載し、売却した一括償却資産の帳簿価格を記載します。

一括償却資産の売却で利益が生じる場合には、上記の仕訳をしたのみでは、貸借のバランスが合いません。

そこで、一括償却資産の売却によって得た現金預金の価額と、一括償却資産の帳簿価額との差額を、貸方に、一括償却資産売却益として記載します。

例えば、ある年の1月1日に取得した取得価額18万円の一括償却資産を、翌年の6月30日に現金7万円で売却した場合の仕訳は次のとおりとなります。

6月30日 現金預金 70,000 / 一括償却資産    60,000

一括償却資産売却益 10,000

 

一括償却資産を売却し損失が出た場合の会計処理

一括償却資産を償却中に売却し、損失が出た場合には、まず、会計帳簿の借方の勘定科目を現金預金とし、金額に、売却した一括償却資産の代金価額を、記載します。

次に、会計帳簿の貸方に、勘定科目を一括償却資産と記載し、金額に、売却した一括償却資産の帳簿価格を記載します。

一括償却資産の売却が損失が生じる場合には、上記の仕訳をしたのみでは、貸借のバランスが合いません。

そこで、一括償却資産の売却によって得た現金預金の価額と一括償却資産の帳簿価額との差額を、借方に、一括償却資産売却損と記載します。

例えば、ある年の1月1日に取得した取得価額18万円の一括償却資産を、翌年の6月30日に現金5万円で売却した場合の仕訳は次のとおりとなります。

6月30日 現金預金      50,000  / 一括償却資産    60,000

一括償却資産売却損     10,000