Condo 2414328 640

マンションには、その居住者によって構成される管理組合があります。

そして、管理組合は、その運営状況を記録するために計算書類を作ります。

その計算書類はマンション会計基準によって作成されることになりますが、このマンション会計基準には一体どのような特徴があるのでしょうか?以下で解説します。

マンション管理会計の特徴①非営利

マンション管理組合の会計の特徴としては、まず、非営利であることがあげられます。

マンション管理組合は、普通の会社とは異なり、利益を上げることがその主な目的ではありません。

マンション管理組合の目的は、マンションの維持管理のために、組合員から集めた資金を適切に管理することです。

よって、マンション管理組合が、駐車場の経営や不動産の貸付などの収益事業を行なわない限り、マンション管理組合には所得税が課税されません。

マンション管理組合の会計の特徴②目的別会計

マンション管理組合の特徴の2つ目として、目的別会計であることがあげられます。

目的別会計とは、通常の維持管理費等に関する会計である一般会計と、大規模修繕やマンション建替のための資金を経理する積立金会計を区分して会計を行うことであります。

通常の企業会計にも積立金はありますが、その積立金の金額はそれほど大きなものにならないため、一般会計に含めて経理を行うのが一般的です。

一方、マンション会計では、大規模修繕やマンション立替のための積立金の金額が、非常に大きな金額となるのが通例なので、一般会計と区分し別会計で経理します。

マンション管理組合の会計の特徴③予算準拠

予算準拠主義とは、年度が始まる前に予算を立て、その予算を基準として、その年度の収入や支出を管理していくという組織運営の方法です。

予算準拠主義を採用すると、支出や収入は、すべて、マンション管理組合の総会や理事会が決定した予算に基づいて行われるため、非常に安定した組合会計の維持管理ができます。

その一方、収支構造が硬直化して、突然の災害などの突発的な事態に柔軟に対応できないなどというデメリットが生じます。

マンション管理組合の会計の特徴④内部利用が主目的

一般企業の会計は、法人税の申告に利用されたり、銀行の融資を受けるために利用されたり、株主に対して企業の経営状況を開示するため等に利用されます。

一方、マンション管理組合には、駐車場業等の収益事業を行なわない限り、所得税が課税されませんし、株主もおりません。

従って、マンション組合の会計の主な目的は、マンション管理組合の組合員に対して、マンション管理組合の運営状況を開示することとなります。

このように、マンション管理組合の会計は、税務当局や金融機関、株主等の外部に目を向けたものではなく、マンション管理組合の組合員に向けられた内向きのものとなります。