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商品等の販売先が手形で代金を支払ってきた場合、商業割引手形を利用して手形決済期日前に現金化することが多くなります。

そこで、以下では、この商業手形割引とはどんなものかということについて解説します。

商業割引とは

手形とは、定められた期日に定められて金額を支払う約束を目的とした有価証券のことを言います。

この手形のうち、商取引の裏付けがあるものを商業手形割引といいます。

商取引の裏付けがある手形とは、売買その他の商取引に基づいて、代金決済のために振り出された手形とことです。

例えば、商品の仕入代金の支払いのために手形を振り出し、仕入れた商品を販売してその売上代金から、その手形を決済すれば、それは商取引の裏付けがある手形になります。

商業手形を用いれば、手元に現金がなくても商品を仕入れて、営業を継続することができます。

商業手形割引とは

商業手形割引とは、商業手形を受け取った者が、手形の支払期日の前に銀行や手形割引業者に手形を持ち込み、現金化することを言います。

例えば、平成XX年1月1日に、平成XX年12月31日が決済期日の商業手形を受け取ったとします。

本来であれば、手形の決済期日である平成XX年12月28日までは、手形の受取人は現金を受け取ることはできません。

しかし、手形割引業者又は銀行に手形を持ち込めば、支払期日前に手形を現金化することができます。

商品の販売先が商業手形で代金を支払ってきた場合には、商業手形割引を利用して支払期日前に現金化をすることが多くなります。

手形割引料について

期日前に手形を現金化する場合には手数料(割引料)を手形割引業者又は銀行に支払う必要があります。

この手形割引料は、手形額面金額×日数/365日×手形割引レートで計算されます。ここで日数とは、手形を現金化する日から支払期日までの日数のことを言います。

上記の手形が額面が100万円、手形決済業者等に手形を提出しして現金化した日が平成XX年6月30日、手形割引レートを年10%とすると、手形割引料は約49,589円です。

その結果、手形割引によって、手形割引を行った者が受け取る現金は、手形の額面100万円に対して、950,041円となります。

商業手形の特色について

商業手形は、商取引の裏付けのある手形のですが、商取引の裏付けのない手形のことを融通手形といいます。

商業手形は、融通手形と比較して、発行から決済までの期間が短く、支払いがより確実です。

支払がより確実だということは、手形割引の際の割引料もより低くなります。その意味では、融通手形と比較して、より使いやすい手形と言えます。