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黒字倒産は、利益が出ているのに、手元に現金がなくなって、手形の不渡りを出たりして、会社が倒産してしまう事態のことをいいます。

利益が出ているのに、会社が倒産してしまうことは非常にもったいないことです。

そこで、以下では、この黒字倒産を防ぐ資金調達方法について解説します。

黒字倒産とは

黒字倒産は、帳簿上は黒字(利益)が上がっているが、手元に現金やなく、銀行に対する借金などが支払えなくなったり、手形が不渡りになったりして、会社が倒産することです。

例えば、100万円で商品を仕入れて、それを150万円で売ったとします。

この場合、利益が150万円-100万円=50万円となりますので、黒字であることは間違いありません。

しかし、仕入れにかかる100万円は手形で決済し、売上げ150万円は掛売上だとします。

売掛金は、通常1か月から3か月後に決済(現金化)されますが、仕入れのために振り出した手形の決済期日が、掛売の売掛金の決済期日より後であったとします。

この場合、この事業主の手元に現金がなければ、仕入代金として支払った手形の決済期日に決済ができなくて、手形が不渡りとなり、利益が出ているのに会社は倒産します。

このような事態が黒字倒産となります。

黒字倒産を防ぐ資金調達方法について

黒字倒産を防ぐには、できるだけ簡単に資金を貸してくれる融資先を見つけておくことです。

上記の例では、手形の決済期日から売掛金が支払われる日までの非常に短い期間、100万円を貸してくれる金融機関が見つかれば、黒字倒産を防ぐことができます。

さて、黒字倒産を防ぐには、ビジネスローンがお勧めです。

ビジネスローンには、銀行が運営するものと、それ以外のものがありますが、銀行以外の者が運営するビジネスローンをノンバンク系のビジネスローンといいます。

このノンバンク系のビジネスローンは、以下のような特色があります。

(1)対応が早い(即日融資が可能な場合も)
(2)資金を指定口座に振り込む振込融資が可能
(3)銀行に比べると、審査が厳しくない
(4)無担保・無保証が原則
(5)金利が高い
(6)貸付限度額が低い

ノンバンク系のビジネスローンは、審査がスピーディーで、短時間に融資が受けられるので、黒字倒産を防ぐつなぎ融資に好適です。

ただし、これは銀行などの融資と比較して、金利が非常に高いですので、借入期間を出来るだけ短期間とする必要があります。

また、大半のノンバンクは300万円から500万円が限度額(最高1,000万円)となっていますので、この金額より大きな資金の用立てはできませんから、注意が必要です。

黒字倒産を防ぐには現金の管理をしっかり行う

黒字倒産を防ぐには、現金の管理をしっかりしておく必要があります。

営業にはうるさい経営者の方でも、現金の管理はおろそかにしている方も多くいらっしゃいます。

しかし、現金の管理をおろそかにしていると、上記のように、資金繰りに行き詰まって、せっかく利益が出ているのに、倒産してしまうというもったいない事態も起こりえます。

なお、会計帳簿では貸借対照表や利益計算書が有名ですが、この他、キャッシュフロー計算書というものも存在します。

これは、現金の流れを表示した書面ですが、普段から、このキャッシュフロー計算書を作成していれば、現金の管理して、黒字倒産を防ぐことに役立ちます。