Glasses 272399 640

株式会社を設立する場合に、その設立を企画し、その設立に中心的な役割を果たす人のことを発起人といいます。

そこで、以下では、この発起人の概要やその決定の方法などについて解説します。

発起人とは

発起人とは、株式会社を設立を企画して定款(会社の根本規則)をつくり、その定款に署名又は記名押印し、実際に会社を設立する人のことを言います。

この発起人は、株式会社の設立を企画する人のことを言い、株式会社以外の会社を設立を企画する人のことは、社員といいます。

なお、会社に資金や物品を提供する人のことを出資者といいますが、発起人は設立した株式会社の株式を必ず1株以上引き受けなければなりませんので、必ず出資者になります。

発起人の決定方法について

発起人は、会社の設立を企画し、かつ、設立した会社の経営に関わろうとする人がなるのが原則です。

発起人が、必ず、設立後の会社の役員(代表取締役や取締役、監査役等)になる法的義務はありませんが、ほとんどのケースで、発起人がそのまま設立後の会社の役員になります。

発起人の数には制限がないので、1人でも株式会社の設立が可能ですが、数人で設立する場合には、親族同士や、会社を設立を企画した仲間が発起人となります。

募集設立と発起設立

株式会社を設立する場合、設立時に発行する株式の100%を発起人が引き受ける場合と、その100%を発起人が引き受けない場合の2つのケースがあります。

最初のケースを発起設立といい、後のケースを募集設立といいます。

募集設立の場合には、設立時株式を発起人以外の第三者も引き受けますから、発起設立よりも、より外部に開かれた会社ということになります。

一方、発起設立の場合には、設立時株式の100%を設立時の発起人が取得しますから、同族会社や仲間内の会社ということになります。

会社設立時における発起人の役割について

発起人は、発起設立、募集設立にかかわらず、株式会社の設立に関する重要な以下の事項を定めます。

・設立時に発行する株式の数
・設立時に発行する株式の対価として払い込む金銭の額
・設立後の株式会社の資本金及び資本準備金に関する事項

その他の設立に関する事項については、発起設立の場合には、発起人の決議によって定めますが、募集設立については、設立時の株主総会である創立総会で定めます。

なお、最初の役員である設立時取締役、設立時監査役、設立時会計参与などは、発起設立の場合には発起人の過半数で定めます。

一方、募集設立の場合には、創立総会の決議で定めます。