Bank Note 209104 640

会社の営業形態にはさまざまな業種はあります。

製造業では、工場で製品を製造することがメインとなります。

よって、1つの製品を作るためにどれだけの原価(コスト)がかかったのかを計算する必要があります。

このかかった原価のことを製造原価といいます。

製造業に対して物を売るサービス業では直接、消費者に対して、商品を販売していきます。

この販売した商品の原価のことを売上原価といいます。

製造原価と売上原価の詳細な内容について、確認してみましょう。

製造原価について

製造原価は製造業の場合に必要となる考えかたです。

製造原価の分類の方法は2つあります。

1つは形態別分類です。

具体的には、材料費、労務費、経費の3つに分類します。

材料費とは、製品を製造するために消費した材料の金額になります。

具体的には、パンを製品としたら小麦粉であり、机であれば、木材になります。

労務費とは、製品を製造するために消費した労働力の金額になります。

具体的には、1つの製品を作るのに、時給2,000円の工員に1時間分の対価を支払っていたとしたら、労務費は2,000円となります。

経費とは、材料費や労務費以外のもので、具体的には外注費、水道光熱費、減価償却費などになります。

もう1つの製造原価の分類方法は、製品の製造へのかかわりかたによる分類です。

具体的には、製品の製造に直接、かかわるものを直接費、そうでないものを製造間接費といいます。

製造業では、この2つの分類のいずれかを採用して、製造原価明細書(製造原価報告書)という書類を作成して、開示していきます。

売上原価について

売上原価とは、基本的に物を販売した時にかかった原価になります。

サービス業においては、商品を販売することになりますが、仕入れた商品をそのまま、販売します。

よって、仕入れた商品の金額をもとに売上原価を計算していきます。

具体的には、期首商品+当期商品仕入高-期末商品というプロセスで計算します。

では、製造業では、売上原価をどのように開示するのでしょうか。

製造業の場合、商品とは区別して、取り扱うものを製品と呼びます。

製造業の場合、商品を仕入れるのではなく、自分で製品を作りあげていきますが、当然完成したものでなければ、販売できません。

よって、当期に完成した製品の原価(製品製造原価)をもとに計算していきます。

具体的には、期首製品+当期製品製造原価-期末製品というプロセスで計算します

この売上原価は、損益計算書(PL)で開示していきます。

まとめ

製造原価と売上原価は同じ原価ですが、ベースとなるものは違います。

製造原価は、製造業で製品をつくるための原価、売上原価は売れた商品や製品の原価になります。