Money Case 163495 640

事業経営者であれば、融資の問題は非常に頭の痛い問題です。

充分な自己資金があれば、融資に頼らなくても資金の問題は解決できます。

しかし、事業規模の小さい事業主の方であれば、自己資金が少ないことが多いので、資金繰りには気を遣わなくてはなりません。

よって、以下では、事業資金の融資先について解説します。

事業資金の種類について

事業資金には大きくいって

  • 創業資金
  • 設備投資資金
  • 運転資金

の3つの種類が存在します。

創業資金とは、開業時やその直後に必要になる資金のことをいいます。

設備投資資金とは、大型機械の導入、工場の建設、新型車両の導入等の設備投資を行うために必要となる資金のことをいいます。

運転資金とは、商品や経費の支払い等に必要な資金のことを言います。

事業資金に応じた適切な融資先について

事業資金の種類に応じて、それぞれ適切な融資先があります。

創業資金について

まず、創業資金については、その適切な融資先は、創業者向けの融資制度を各種設定している日本政策金融公庫が該当します。

日本政策金融公庫の融資は、起業支援という意識が強いですので、新規創業者の方でも安心して利用できます。

設備投資資金について

設備投資資金については、銀行等の金融機関の融資が向いています。

銀行は、設備投資資金の融資を専門的に行っています。

審査の点でも、融資後の経営指導の点においても、他の金融機関よりも優れています。

運転資金について

運転資金については、ノンバンクからの融資が向いています。

ノンバンクとは、一般からの預金業務を行わず、銀行等からの借入金のみを原資として貸付業務を行う金融機関です。

ノンバンクを利用した融資の場合、金利は高くなりますが、運転資金の場合、償還期間が短いですので、金利が高くても、融資を受ける際の審査が簡便なほうが適しています。

ノンバンクは、即日融資が可能な場合もあるほど、融資を受ける際の手続きが簡単ですので、運転資金の融資に向いています。

資金別の融資審査のポイントについて

融資を受ける際に、創業資金と運転資金であれば、金融機関の審査はそう厳しくありません。

しかし、設備投資資金の融資を受けるためには、しっかりとした経営計画書を作成したうえで、融資先にそれを説明してその審査を受ける必要があります。

融資を審査する金融機関の審査のポイントも、資金の種類によって異なります。

例えば、運転資金については、借手側の借金の返済は売上げから行われますから、借手事業者の売上げが主たる審査の対象となります。

一方、設備投資資金については、設備投資資金の返済は、将来の利益の増加分によって返済されます。

そのため、資金を受けて行った設備投資によって、将来的にその企業の利益がどの程度増加するかという、将来の利益の予測が主たる審査の対象となります。