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貸借対照表は、左側に資産の部、右側に負債の部と資本の部が記載されています。
簡単に言いますと、資産の部は、会社の総資産を表示しています。
負債の部には、会社の総負債(すべての借金)を表示しています。
資本の部で、会社の純資産(総資産-総負債)を表示しています。
以下では、この貸借対照表の見方を説明します。

貸借対照表は財務諸表の中核です

貸借対照表は、会社の経営状態を表示する財務諸表の中で、損益計算書と共に、その中心を占める重要な書類です。

別名をバランスシートといい、これを見れば、会社の資産の状態が把握でき、その会社の財産の状態が健全であるかどうかが分かります。

自己資本比率について

貸借対照表から得られる指標としては、自己資本比率があります。
これは、貸借対照表の左側の資産の部の合計額を、同表の右側の資本の部の合計額で割った金額のことです。
この比率は、会社資産は、どの程度が会社のお金で購入され、どの程度が借金によって購入されたかを表す数値です。

この自己資本比率が高いほど、返済義務のある借金(他人資本)による会社の資産の購入が少ないことになり、会社の財政状態や経営状態が安定しているということができます。

負債比率について

また、貸借対照表の右側の負債の部の金額を、資本の部の金額で割った数値を負債比率といいます。

この負債比率は、他人資本(借金)と自己資本のバランスを示す指標で、この数値が低いほど、他人からの借金に対する依存性が低く、財政状態が安定していると言えます。

流動比率について

貸借対照表の左側の資産の部には、流動資産という項目があります。

一方、同表の右側の負債の部には、流動負債という項目があります。流動資産は、1年以内に回収(現金化)できる資産のことであり、流動負債とは、1年以内に返さなければならない借金のことです。

この流動資産を流動負債で割った数値を流動比率といいます。
この流動比率は、短期安定性を示す指標で、200%を超えていることが望ましいとされています。

この数値が100%を切ると、1年以内に借金の返済が滞る可能性が生じます。
この状態は、短期的に非常に不安定な財政状態といえます。

会社の正確な正味資産がわかる

貸借対照表には、資本金の金額が記載されています。
資本金の金額やその増減は登記簿に載るため、会社によって、資本金が減少したことが登記簿に載ることによって、会社の信用が下がるのを防ぐために、会社の純資産からわざと低い資本金額を設定している場合もあります。

そのような場合、会社は、会社の純資産を資本準備金として多く保有しています。
資本準備金は、貸借対照表には乗りますが、登記簿には載りません。

従って、会社の純資産を正確に把握するためには、登記簿だけでなく、貸借対照表もしっかり見る必要があります。

貸借対照表を調べることは重要

このように、貸借対照表からは、会社の財政状態の様々な指標を得ることができます。

例えば、取引相手が信用できるかどうかを調査する際には、登記簿を調べることももちろん重要ですが、財務諸表の中の貸借対照表を調べることも、同じように大切です。