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起業を決めた方にとって、個人事業主としてスタートするか会社を設立するかというのは最初の悩みどころだと思います。
同様に、個人事業主としてある程度軌道に乗ってきた方にとっても、そろそろ法人成りをした方が良いのか、法人成りするならその時期について悩むこともあるかと思います。

そこで今回は、事業を進める上での会社設立のメリットとデメリットについて整理していきます!

会社設立のメリット

はじめに、会社設立することのメリットについて見ていきましょう。

節税が出来る!

多くの人が、会社設立のメリットとして期待することの代表格は、節税ではないでしょうか。
個人事業主の所得について課税される所得税は、所得が大きくなるほど税率が上がる累進課税です。

一方、法人の所得にかかる法人税率は、800万円以下・800万円超の2段階で、800万円以上はどれだけ利益を上げても税率固定です。
これら税率の違いを利用して、役員にした親族に給与を支給したり会社に留保したりと、会社の所得を分散することにより節税が可能となる場合があります。

また、個人事業主が生命保険に加入しても、支払った保険料のうち最大12万円までしか控除が認められませんが、会社が役員等を被保険者として保険に加入すると、保険料の全額が経費に計上できる場合もあります。

信用が得られやすい

次に、会社設立のメリットとして挙げられるのは、対外的な信頼・信用です。
会社であるということの一事をもって、全幅の信頼を得られるということではありませんが、一般的な傾向としては、個人事業主より会社の方が取引先や金融機関等からの信頼は得やすいです。

また、個人事業主との取引を好まない取引先もありますし、介護支援事業等の一部の事業では事業主が法人であること(必ずしも、会社に限らない)を要件としている場合もあります。

事業承継はしやすい!

長期的な視点でのメリットについても触れておきます。
事業承継、つまり後任の経営者へのバトンタッチの問題です。

個人事業主が自分一代限りの事業として考えているなら良いですが、自分の子供や親族以外に信頼のできるビジネスパートナーへ経営者の地位を譲るとき、個人事業では様々な問題に直面します。
事業用の多くの資産が個人事業主の名義になっていると、事業承継に際して、後任者への資産の適切な移転が必要になります。

このときに、贈与税の問題や買受け資金の問題、更には相続の問題に晒されることになります。
一方、事業用資産が法人名義であれば、社長の交代等があっても資産の移動は生じません。

会社設立のデメリット

次に、会社設立することによって生じるデメリットについて見ていきます。

登記

会社を設立するためには登記が必須です。
また、株式会社であれば役員構成に変更がなくても最長で10年に1回は役員変更の登記が必要ですし、本店の移転等の際にも登記が必要です。

これら登記の手続きには、全て費用がかかります。
税金面で見ると、法人住民税の均等割(最低7万円)は例え赤字であっても支払う必要があります。

社会保険

会社の場合は社会保険の強制適用となるので、その保険料は役員や従業員と会社とが折半することになり、会社としてはその分の費用負担が増えることになります。

接待交際費

個人事業主であれば、事業のために必要な接待交際費はその全額が費用に計上できます。
ところが、法人成りをすると経費に計上できる接待交際費の額に上限が設けられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

上述した内容は、各事業主・会社の事業規模や事業従事者の構成によって、該当・非該当やメリット・デメリットの大小が異なることがありますので、分からなくなった場合には、是非ご相談ください!

最後まで読んで頂きありがとうございました。